2011年1月26日水曜日

中国テストパイロット「J-20は高度な超音速巡航能力と力強い機動性を持っている。」

 海外では最近Global Timesで公開されたJ-20に関しての記事が話題を集めている。記事の内容としては昨日ブログ取り上げた中国が自国のステルス機開発にあたり、1999年セルビアにて撃墜されたアメリカ軍のステルス機から技術を得ていたのではないかという事に対しての中国防衛関係者からの否定であるが、中国のトップテストパイロットからのインタビュー内容はなかなか興味深いものであったので翻訳した。


 中国のトップテストパイロットであるXu Yonglingは、「J-20は高度な超音速巡航能力と空中での力強い機動性を持っていて、中国にとっての技術面での革新である。」と言い、「過去のJ-7やJ-8が多くの利点を他国からの航空機から得ていたのに対して、J-20は中国の技術革新による傑作である。」と付け加えた。

 また中国側がステルス技術をアメリカのF-117ナイトホークからコピーしたという疑惑を否定し、F-117によって使われていた電波吸収材料などのステルス機の外面を覆う技術を、撃墜された機体からコピーするのはF-117が複雑な製造プロセスによって作られているため、もし実際に行ったとしても非常に難しいだろうと言っている。

 航空機に関する雑誌の編集者であるワン氏によると、「F-117はステルス戦闘機と呼ばれていたにも関わらず、低速飛行と限られた空戦能力しか持っていなく、実際のところは爆撃機として機能していた。だがJ-20は、優れた空戦能力と高速飛行速度をもつF-22にもっと似ているといえるだろう。」ということ。
 
 

 
 
ソース:http://military.globaltimes.cn/china/2011-01/616283.html

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