2011年2月12日土曜日

捕鯨問題に関してニュージーランドが隣国から感じた裏切り

原文翻訳
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 セントキッツ宣言は商業捕鯨におけるモラトリアム終結を呼びかけ、商業捕鯨モラトリアムは1946年の国際捕鯨取締条約に反しているとし、鯨は大量の魚を消費することにより、沿岸国の食糧供給を脅かしているという事実を受け入れた。

 IWC加盟国である6カ国すべて太平洋諸島の国々(キリバス、パラオマーシャル諸島、ナウル共和国、ソロモン諸島、ツバル共和国)がこの宣言を支持したことから、ニュージーランド政府、国民は裏切られたという気持ちを隠せなかった。

 ニュージーランドの自然保護大臣であるクリス・カーター氏はこう語っている。

「これらの国々の多くは自国の領海にて鯨保護区を設け海洋生物の保護を推進しているにも関わらず、太平洋における自分達の隣国を失望させた。ニュージーランドが、今まで度々これらの太平洋の国々の面倒を見てきたのにもかかわらず、今回この国々はそれに対して恩返しをしようとはしなかった。」

 すべての太平洋諸島の国々はセントキッツ宣言を支持していた上に、共同して他の4つの決議でも強い親日的な立場を取った。

 ソロモン諸国は2つの決議にて棄権し(秘密投票の導入と日本沿岸地域の地元人々による捕鯨の許可)、キリバスとツバルはそれぞれ1つずつの決議にて棄権した(日本沿岸捕鯨、南極海鯨サンクチュアリの廃止)。

 国際捕鯨委員会での太平洋諸島の国々による投票に失望させられたにも関わらず、ニュージーランド政府は日本や捕鯨支援団体などを相手にしての援助支援などを使った競争には参加しようとはしない。

原文:http://www.xs4all.nl/~aebr/wl/wellington/06WELLINGTON600.html

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